ツーバイフォーはリフォームできない?費用と間取りの真実

この記事は、消費者庁国民生活センターなどが発信する情報を基に、はなまるが運営理念・レビューガイドラインに則って作成しています。

ツーバイフォーの家はリフォームできないのかな?」なんて、インターネットで検索して不安に思っていませんか?せっかく見つけた中古住宅がツーバイフォー工法だったり、今のお住まいを快適にしたいと考えたりしたときに、リフォームの制約が多いと聞くと心配になりますよね。

特に、間取り変更や増築費用がどれくらいかかるのか、そもそもこの家は何年持つのかという寿命も気になるところだと思います。耐力壁には厳しいルールがあって、その見分け方も専門的で難しいと聞くと、ますますどうしていいか分からなくなるかもしれません。

フルリフォームを考えたとき、一体費用はいくらかかるのでしょうか。どんな工務店にお願いすればいいのか、三井ホームのような大手ハウスメーカーなら安心できるのか、それともツーバイフォーのリフォームが得意な会社を特別に探すべきなのか、悩みは尽きないものです。

でも、安心してください。ツーバイフォー住宅のリフォームは、正しい知識を持ったプロに任せれば、あなたの理想をかなえることが十分に可能です。この記事では、そんなあなたの不安や疑問を一つひとつ解消していきます。リフォームで実現した素敵な間取り例も参考にしながら、ツーバイフォー住宅リフォームの可能性を一緒に見ていきましょう。

この記事を読むとわかること
  • ツーバイフォーがリフォームしにくいと言われる本当の理由
  • 間取り変更や増築を成功させるためのルールやポイント
  • リフォームにかかる具体的な費用相場
  • 信頼できるリフォーム会社の選び方
著者

10,000戸以上の戸建を見てきた戸建専門家のはなまる(X)です。不動産業界における長年の経験をもとに「はなまる」なマイホームづくりのための情報発信をしています。

ハウスメーカー・工務店から見積もりや間取りプランを集めるのは大変。
タウンライフ家づくりなら1150社以上のハウスメーカー・工務店から見積りと間取りプランを無料でGET!
     \理想の暮らしの第一歩/
▶︎タウンライフ家づくり公式のプラン作成へ【完全無料】

目次

「ツーバイフォーはリフォームできない」という誤解

「ツーバイフォーはリフォームできない」という誤解
  • ツーバイフォーの耐力壁ルールとは?
  • 自分でできる耐力壁の見分け方
  • 結局ツーバイフォーは何年持つ?その寿命
  • リフォームで実現した間取り例を紹介
  • フルリフォームの費用相場を解説

ツーバイフォーの耐力壁ルールとは?

ツーバイフォー リフォームできない ツーバイフォーの耐力壁ルールとは?

ツーバイフォー住宅のリフォームを考える上で、避けては通れないのが「耐力壁」に関するルールです。これが「リフォームしにくい」と言われる大きな理由の一つですが、ルールを正しく理解すれば、何ができて何が難しいのかが見えてきますよ。

ツーバイフォー工法は、柱や梁で支える日本の在来工法とは違い、壁・床・天井の「6つの面」で箱のように建物を支える構造になっています。この構造の要となるのが、地震や風の力に耐えるための「耐力壁」です。そのため、この壁をむやみに動かしたり、取り払ったりすることはできません。

ただ、全ての壁が耐力壁というわけではなく、また耐力壁であっても一定のルールの範囲内であれば、開口部を設けたり移動したりすることが可能です。国が定めた具体的なルールには、以下のようなものがあります。

耐力壁の量と配置に関するルール

家全体で、地震や風に耐えるために必要な耐力壁の量が定められています。建物の角には最低でも90cmの壁が必要だったり、耐力壁をバランス良く配置したりする決まりごとがあるんです。リフォームで壁を一つ動かす場合でも、家全体のバランスを再計算する必要があります。

開口部に関するルール

窓やドアのような開口部を設ける際にもルールがあります。例えば、開口部の幅は最大で4メートルまでと決められていて、一定以上の大きさの開口部の上には「まぐさ」と呼ばれる補強材を入れなければなりません。壁一面をガラス張りにするような、極端に大きな開口部を作るのは難しいのはこのためです。

これらのルールは、住まいの安全を守るために非常に大切です。知識のないままリフォームを進めると、家の耐震性が著しく低下する危険があります。だからこそ、ツーバイフォーの構造計算ができる、経験豊富なリフォーム会社に相談することが鍵となります。

自分でできる耐力壁の見分け方

ツーバイフォー リフォームできない 自分でできる耐力壁の見分け方

リフォームのプランを具体的に考える前に、「この壁は動かせるのかな?」と気になることもありますよね。もちろん最終的な判断はプロの建築士に任せるべきですが、ご自身で耐力壁の可能性をある程度推測できると、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズに進みます。

まず、建物の設計図(構造図)があれば、それが一番確実な情報源です。図面に「耐力壁」や「W」といった記号が記載されている壁は、家を支える重要な壁と考えられます。

図面がない場合でも、いくつかのポイントから推測することが可能です。

一つは、壁の配置です。建物の外周に面している壁や、1階と2階で同じ位置にある通し壁は、耐力壁である可能性が高いです。ツーバイフォーは箱で支える構造なので、家の四隅や外周部が構造の基本となるためです。

また、壁を軽く叩いてみるのも一つの方法です。間仕切り壁と比べて、耐力壁は構造用合板が張られているため、叩いてみると中身が詰まったような、少し硬い音がすることがあります。ただ、これはあくまで簡易的なチェック方法なので、確実ではありません。

より正確な見分け方として、壁の裏側、例えばクローゼットの中や屋根裏、床下などから壁の構造を直接確認する方法もあります。壁の骨組みに斜めに入れる「筋かい」が見えたり、厚い構造用合板が釘でしっかりと留め付けられていたりすれば、それは耐力壁です。

しかし、これらのセルフチェックはあくまで目安に過ぎません。特に中古住宅の場合は、過去のリフォームで図面と現状が異なっている可能性も考えられます。安全なリフォームを実現するためには、必ず専門家による現地調査と診断を依頼してくださいね。

結局ツーバイフォーは何年持つ?その寿命

ツーバイフォー リフォームできない 結局ツーバイフォーは何年持つ?その寿命

リフォームを考えるとき、そもそも「この家があと何年くらい住めるのか」という寿命はとても気になりますよね。「ツーバイフォーは寿命が短い」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは一概には言えません。

結論から言うと、ツーバイフォー住宅の寿命は、日本の在来工法の住宅と比べて特に短いということはありません。適切にメンテナンスを行えば、50年以上、あるいはそれ以上にわたって快適に住み続けることが可能です。法定耐用年数(税法上の資産価値を計算するための年数)では木造住宅は22年とされていますが、これは建物の物理的な寿命とは全く別の話です。

では、なぜ寿命が短いというイメージがあるのでしょうか。一つには、ツーバイフォー工法で使われる木材(SPF材など)が湿気に弱いとされている点が挙げられます。壁内部で結露が起きたり、雨漏りがあったりすると、木材が腐食し、家の耐久性が損なわれる原因になります。

しかし、これはツーバイフォーに限った話ではなく、どんな木造住宅にも共通するリスクです。現在の住宅は、壁内の通気性を確保したり、高性能な防水シートを使用したりするなど、湿気対策がしっかりと施されています。大切なのは、10年~15年ごとに行う外壁や屋根の定期的なメンテナンスを怠らないことです。

むしろツーバイフォー住宅は、規格化された部材で隙間なく作られるため、気密性が高く、構造体の歪みが生じにくいというメリットもあります。このため、築年数が経っていても構造的な問題を抱えにくいケースが多いのです。

家の寿命は、工法だけで決まるものではありません。建てられた時の施工品質と、その後のメンテナンス履歴が大きく影響します。リフォームを機に、専門家にお住まいの状態をしっかりと診断してもらい、必要な補修を合わせて行うことで、お住まいの寿命をさらに延ばすことができますよ。

リフォームで実現した間取り例を紹介

ツーバイフォー リフォームできない リフォームで実現した間取り例を紹介

「ツーバイフォーは間取り変更が難しい」というイメージを覆す、素敵なリフォーム事例はたくさんあります。ルールを守り、適切な補強を行うことで、驚くほど開放的で使いやすい空間に生まれ変わらせることができるんですよ。

例えば、あるお宅では、細かく仕切られていた1階の間取りに悩んでいました。そこで、リビングと隣の和室を隔てていた壁を取り払い、広々とした一つのLDK空間を実現しました。もちろん、撤去した壁が担っていた分の強度は、天井に太い梁を追加で設置して補強することで確保しています。これにより、光と風が通り抜ける、家族が集まる心地よいリビングが誕生しました。

また、別の事例では、キッチンが壁に囲まれていて孤立感があったため、思い切ってリビング側に移動。対面式のオープンキッチンにリフォームしました。もともとキッチンがあった場所は、パントリーや家事スペースとして有効活用。動かせない耐力壁をうまく活かしながら、回遊性のあるスムーズな家事動線を作り出すことに成功しています。

増築の例もあります。子供の成長に合わせて部屋が手狭になったため、リビングの南側に新しい部屋を一つ増築したケースです。既存の建物と新しい部分を自然につなげるために、構造計算をしっかりと行い、一体感のあるデザインで仕上げました。

これらの事例に共通するのは、ツーバイフォーの構造を熟知した専門家が、どこを残し、どこを動かし、どう補強するかを的確に設計している点です。壁を全て取り払うのが難しくても、壁の一部に開口を設けて視線が抜けるようにしたり、吹き抜けを作って縦の広がりを持たせたりと、工夫次第で開放感は演出できます。あなたの「こうしたい」という希望も、きっと形にできますよ。

フルリフォームの費用相場を解説

ツーバイフォー リフォームできない フルリフォームの費用相場を解説

ツーバイフォー住宅を全面的に見直すフルリフォーム。その費用は、リフォームの規模や内容、使用する建材のグレードによって大きく変わってきます。ここでは、大まかな費用感を掴むための相場をご紹介しますね。

スクロールできます
リフォームの種類費用相場(目安)主な工事内容
内装中心のリフォーム300万円~800万円壁紙や床材の張り替え、水回り(キッチン、浴室、トイレ)設備の交換など。間取り変更を伴わない場合。
間取り変更を含むリフォーム600万円~1,500万円壁の撤去・新設、水回りの移動、それに伴う電気・水道配管工事など。耐力壁の補強工事が必要な場合は費用が上がります。
増築を含むフルリフォーム1,000万円~2,000万円以上既存部分のリフォームに加え、新たな部屋を増築。基礎工事や屋根工事も含まれるため、費用は高額になります。
スケルトンリフォーム1,200万円~2,500万円以上内装や設備を全て解体し、骨組みだけの状態にしてから全面的に作り直す大規模なリフォーム。自由度は最も高いです。

このように、費用に大きな幅があることが分かります。特にツーバイフォー住宅の場合、間取り変更で耐力壁を動かす際には、構造計算や補強工事が不可欠となり、これが費用を押し上げる要因になることがあります。

また、費用を考える上での注意点として、解体してみて初めて分かる問題があることも覚えておきましょう。例えば、壁の内部が結露で傷んでいたり、シロアリの被害が見つかったりした場合、その補修費用が別途必要になります。

リフォーム費用を考える際は、まず「どこまでリフォームしたいのか」という優先順位を明確にすることが大切です。そして、複数のリフォーム会社から見積もりを取り、工事内容と金額をじっくり比較検討することをおすすめします。初期費用だけでなく、将来のメンテナンス性なども含めて、総合的に判断してくださいね。

【PR】タウンライフ

1分でリフォーム費用を20万円下げる方法

リフォーム費用をグッと抑え良いアイデアを集めるにはリフォームの相見積もりサービス(無料)の活用がおすすめです。

タウンライフのリフォームプラン

物価の高騰に伴い、世間的には見積もり有料化が進んでいますが、タウンライフのリフォームの相見積もりサービス無料

1分あれば完了する申し込みであなたの要望にピッタリな見積もりを一括で取得でき、とっても楽チン。

タウンライフの基準をクリアした業者だけが650社掲載されているので安心して使えます。見積もり取得して損することはないので、記事を読む前にサクッと済ませておいてください。

ツーバイフォーでリフォームできないと諦める前の知識

ツーバイフォーでリフォームできないと諦める前の知識
  • 間取り変更の費用はどのくらい?
  • 気になる増築費用と注意点
  • ツーバイフォーリフォームが得意な会社
  • 信頼できる工務店の選び方
  • 三井ホームなど大手も対応可能?
  • まとめ:ツーバイフォーはリフォームできないは間違い

間取り変更の費用はどのくらい?

ツーバイフォー リフォームできない 間取り変更の費用はどのくらい?

ツーバイフォー住宅で「リビングを広くしたい」「部屋数を増やしたい」といった間取り変更を考えるとき、一番気になるのはやはり費用ですよね。費用の目安は、工事の規模によって大きく異なります。

比較的小規模な間取り変更、例えば隣り合う部屋の間の壁(耐力壁ではない間仕切り壁)を撤去して一つの広い部屋にするような工事であれば、100万円以下で収まることもあります。この場合の主な費用は、壁の解体・処分費、床や壁紙の補修費、電気配線や照明の移設費などです。

一方、耐力壁の移動や撤去を伴う大規模な間取り変更になると、費用はぐっと上がります。耐力壁を動かす場合は、単に壁を壊すだけでなく、家全体の構造バランスを保つための補強工事が必須となるからです。梁を太いものに交換したり、別の場所に新たな耐力壁を設けたりする必要が出てきます。このような構造計算を含む工事になると、200万円~500万円、あるいはそれ以上かかることも珍しくありません。

さらに、キッチンの位置を大きく移動したり、浴室の場所を変えたりする水回りのリフォームを伴う場合は、費用がさらにかさみます。給排水管やガス管、換気ダクトの移設工事は専門性が高く、工事も大がかりになるためです。

このように、間取り変更の費用は「どの壁を、どのように動かすか」によって大きく左右されます。まずはリフォーム会社に相談し、希望の間取りがどの程度の工事になるのか、詳細な見積もりを出してもらうことが第一歩です。その際、なぜその費用になるのか、構造補強の方法なども含めて、納得いくまで説明を求めてくださいね。

気になる増築費用と注意点

ツーバイフォー リフォームできない 気になる増築費用と注意点

家族が増えたり、趣味のスペースが欲しくなったりして、「部屋を一つ増やしたい」と考えるときの選択肢が「増築」です。ツーバイフォー住宅でも増築は可能ですが、費用や法的な手続きについて、いくつか知っておきたい注意点があります。

増築費用は、1坪(約3.3平方メートル)あたり60万円~100万円程度が目安と言われています。例えば、6畳(約3坪)の部屋を増やすと、180万円~300万円くらいが相場になります。ただし、これはあくまで目安です。増築部分の仕様(内装や窓、設備など)や、既存の建物との接続部分の工事の難易度によって費用は変動します。

ツーバイフォー住宅の増築で特に大切なのが、既存の建物と増築部分の接合です。構造が一体となるように、緻密な設計と丁寧な工事が求められます。この接合部の防水処理が不十分だと、将来の雨漏りの原因になりかねません。

また、増築を行う際には建築基準法などの法律が関わってきます。増築によって床面積が10平方メートル(約6畳)を超える場合や、防火・準防火地域で増築を行う場合は、原則として「建築確認申請」という手続きを役所に提出し、許可を得る必要があります。

この申請を怠ると法律違反になってしまうため、必ずリフォーム会社に確認してもらいましょう。また、敷地には「建ぺい率」や「容積率」といった、建物を建てられる面積の上限が定められています。希望する広さの増築が、法的に可能かどうかも事前にチェックが必要です。

増築は、単にスペースを広げるだけでなく、家の資産価値にも関わる大きなリフォームです。費用だけでなく、こうした法的な側面や構造上の安全性もしっかりと考えてくれる、信頼できるパートナーを選ぶことが何よりも大切ですよ。

ツーバイフォーリフォームが得意な会社

ツーバイフォー リフォームできない ツーバイフォーリフォームが得意な会社

「ツーバイフォー住宅のリフォームはどこに頼んでも同じ」というわけではありません。実は、この工法のリフォームには特有の知識と経験が求められるため、会社によって技術力や提案の幅に大きな差が出ることがあるんです。

ツーバイフォーのリフォームが「得意な会社」には、いくつかの特徴があります。

まず、ホームページやパンフレットに、ツーバイフォー住宅のリフォーム事例を具体的に、数多く掲載している会社です。特に、間取り変更や増築といった構造に関わるリフォームのビフォーアフター写真や、施主様の声が紹介されていれば、それだけ実績が豊富である証拠と言えます。

次に、構造計算を自社で行える、あるいは提携している構造設計事務所がある会社です。前述の通り、ツーバイフォーのリフォームでは耐力壁のバランスが非常に重要です。壁を動かす際には、必ず構造の再計算が必要になります。この計算を正確に行える体制が整っているかどうかは、会社の技術力を見極める上でとても大切なポイントです。

また、初回の相談や現地調査の際に、担当者がツーバイフォーの構造について深い知識を持っているかもチェックしましょう。「ツーPバイフォーは壁を抜けないので無理です」と最初から決めつけるのではなく、「この壁は難しいですが、こちらなら可能です」「こうすれば補強して実現できますよ」といった、専門的な視点から具体的な代替案を提案してくれる担当者は信頼できます。

一つの目安として、「一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会」の会員企業であるかどうかも参考になります。この協会は、ツーバイフォー工法の技術開発や普及に努めている団体なので、会員企業は比較的新しい情報や技術を持っていると考えられます。

大切な住まいのリフォームを任せるのですから、価格だけで選ばず、こうした技術的な側面もしっかりと見極めて、安心して相談できる会社を見つけてくださいね。

信頼できる工務店の選び方

ツーバイフォー リフォームできない 信頼できる工務店の選び方

リフォームの成功は、良い工務店やリフォーム会社と出会えるかどうかにかかっていると言っても過言ではありません。特に専門知識が求められるツーバイフォーのリフォームでは、パートナー選びは慎重に行いたいものですよね。ここでは、信頼できる工務店を選ぶためのポイントをいくつかお伝えします。

まず大切なのは、複数の会社から話を聞き、見積もりを取る「相見積もり」です。1社だけの話では、その提案や金額が適正なのか判断がつきません。少なくとも2~3社に声をかけ、各社の提案内容や費用、担当者の対応を比較検討しましょう。

その際、見積書の詳細さも重要なチェックポイントです。「工事一式」といった大雑把な書き方ではなく、「どの工事に」「どんな材料を」「どれくらい使い」「単価はいくらか」といった内訳が細かく記載されている見積書は、誠実な仕事の証です。不明な点があれば、遠慮なく質問し、納得できるまで説明を求めましょう。

担当者との相性も、見過ごせないポイントです。リフォームは、打ち合わせから完成まで数ヶ月にわたる長い付き合いになります。あなたの希望や不安を親身になって聞いてくれるか、専門的な内容を分かりやすく説明してくれるか、そして何より、人として信頼できるかどうか。そうしたコミュニケーションの部分も大切にしてください。

また、建設業の許可や建築士の資格を持っているか、リフォーム瑕疵保険に加入できるかどうかも、会社の信頼性を測る上で参考になります。万が一の工事ミスや倒産に備える保険制度に加入できる会社は、それだけ経営や技術力がしっかりしていると考えられます。

近所でリフォーム工事を行っている現場があれば、その様子を少し覗いてみるのも良いかもしれません。現場が整理整頓されているか、職人さんたちが丁寧な仕事をしているか、といった点から、その会社の姿勢が見えてくることもありますよ。

三井ホームなど大手も対応可能?

ツーバイフォー リフォームできない 三井ホームなど大手も対応可能?

ツーバイフォー住宅のリフォームを考えたとき、「これを建てたハウスメーカーに頼むべき?」あるいは「三井ホームのような大手の会社なら安心?」と考える方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、三井ホームをはじめとする大手のハウスメーカーやリフォーム会社も、ツーバイフォー住宅のリフォームに多数対応しています。大手には、豊富な実績から蓄積されたノウハウや、独自の技術基準があるのが強みです。特に、自社で建てた住宅のリフォームであれば、設計図や仕様が保管されているため、スムーズに話が進むことが多いでしょう。

大手ならではのメリットは、やはりその安心感とブランド力です。しっかりとした保証制度や、リフォーム後のアフターサービスが充実している点は、大きな魅力と言えます。また、最新の設備やデザインに関する情報も豊富で、質の高い提案が期待できます。

一方で、注意点もあります。一般的に、大手は広告宣伝費や人件費などの経費がかかる分、地元の工務店に比べてリフォーム費用が割高になる傾向があります。また、会社によっては設計や施工のルールが厳格に決まっており、規格外の要望やデザインには柔軟に対応してもらえないケースも考えられます。

もし、あなたが「とにかく費用を抑えたい」あるいは「他にはない、こだわりのデザインを実現したい」と考えているのであれば、ツーバイフォーリフォームを専門に扱う、設計力に優れたリフォーム会社や工務店の方が、より希望に沿った提案をしてくれるかもしれません。

大切なのは、大手か中小かという規模だけで判断するのではなく、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、あなたの希望や予算に最も合っている会社を選ぶことです。まずはいくつかの選択肢を視野に入れ、気軽に相談会やショールームに足を運んでみてはいかがでしょうか。

まとめ:ツーバイフォーはリフォームできないは間違い

この記事では、ツーバイフォー住宅のリフォームに関する様々な情報をお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。「リフォームできない」という不安が、少しでも解消されていたら嬉しいです。最後に、今回の重要なポイントをまとめておさらいしましょう。

  • ツーバイフォー住宅のリフォームは可能
  • 「できない」と言われるのは構造上のルールがあるため
  • 多くの場合、断る理由はリフォーム会社の知識や技術不足
  • 壁・床・天井の6面で支える箱のような構造が特徴
  • 耐力壁は家の強度を保つ重要な壁
  • 耐力壁にもルール内で開口部を設けることはできる
  • 壁の移動や撤去は適切な構造補強を行えば可能
  • 窓の増設やサイズアップもルールと補強次第
  • コーナー窓や壁一面の窓など難しいリフォームもある
  • 寿命はメンテナンス次第で在来工法と変わらない
  • リフォーム費用は工事の規模によって大きく変動する
  • ツーバイフォーの実績が豊富な会社を選ぶことが重要
  • 構造計算ができるかどうかが会社選びの鍵
  • 相見積もりを取って提案内容と費用を比較する
  • 三井ホームなど大手も対応しているが費用や自由度も考慮する
  • 正しい知識を持つパートナーと理想の住まいを実現しよう

【PR】タウンライフ

1分でリフォーム費用を20万円下げる方法

リフォーム費用をグッと抑え良いアイデアを集めるにはリフォームの相見積もりサービス(無料)の活用がおすすめです。

タウンライフのリフォームプラン

物価の高騰に伴い、世間的には見積もり有料化が進んでいますが、タウンライフのリフォームの相見積もりサービス無料

1分あれば完了する申し込みであなたの要望にピッタリな見積もりを一括で取得でき、とっても楽チン。

タウンライフの基準をクリアした業者だけが650社掲載されているので安心して使えます。見積もり取得して損することはないので、記事を読む前にサクッと済ませておいてください。

当サイトでは読者様の利益を重んじ、タマホームの良い評判・悪い評判をお伝えしています。筆者自身はタマホームは安価でおしゃれな家を建てられる良いハウスメーカーだと考えていますし、タマホームが事業拡大した事実も裏付けとなります。ネットに書き込まれるのは基本悪い評判であり、良い評判は書き込まれにくいもの。だからこそ、タマホームの本当の良さを伝えるために公正な情報をお伝えします。

本記事はタマホーム公式HP住宅総合研究財団研究論文集国交省などから情報収集して作成しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次