ヘーベルハウスでの新築や暮らしを考える中で、防犯対策について気になっている方も多いのではないでしょうか。特に、防犯カメラの設置は安心な毎日を送るためにとても効果的な方法ですよね。
ただ、新築で防犯カメラを導入する際の費用はどれくらいなのか、そもそも防犯カメラはどこに取り付けるのが最適なのか、悩んでしまうものです。また、常時録画の必要性や、より広範な安心を提供するホームセキュリティとの違いについても知りたいところ。
ヘーベルハウスならではの課題として、頑丈な外壁への穴あけはエアコンの設置や給湯器の交換と同じくらい慎重さが求められます。他にも、玄関ドアのカタログで選べる最新の防犯機能や、防犯ガラスへの変更、そして鍵交換にかかる費用など、考えるべきことはたくさんあります。
この記事では、オーナー様専用のヘーベリアンネットで防犯カメラを探す方法も含め、あなたの疑問や不安を一つひとつ解消していきます。
- ヘーベルハウスの防犯対策全体の考え方
- 防犯カメラ設置にかかる具体的な費用と相場
- ヘーベルハウス特有の外壁への施工時の注意点
- カメラ以外のセキュリティ設備やメンテナンス知識

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ヘーベルハウスの防犯カメラ設置計画


- 防犯カメラを新築で設置する費用
- 防犯カメラは一体どこに取り付ける?
- 常時録画ができるカメラの選び方
- ホームセキュリティとの違いを比較
- 防犯ガラスや玄関ドアカタログでの対策
- 鍵交換の費用とタイミングについて
防犯カメラを新築で設置する費用


新築のヘーベルハウスに防犯カメラを設置しようと考えたとき、まず気になるのは費用ですよね。設置には、カメラ本体の価格だけでなく、さまざまな費用がかかってきます。
一般的に、家庭用防犯カメラを1台設置する場合の費用相場は、工事費や設定費などを含めて約10万円から30万円程度を見ておくと良いかもしれません。もちろん、これはあくまで目安です。カメラの性能、例えば夜間でも鮮明に映る高画質モデルや、設置する台数が増えれば、費用はさらに上がります。
費用の内訳とコストダウンのヒント
具体的にどのような費用がかかるのか、下の表にまとめてみました。
費用の種類 | 内容 | 費用の目安 |
---|---|---|
初期費用 | カメラ本体、レコーダー、モニター、ケーブル類などの機材費 | 5万円~20万円以上 |
設置工事費、配線工事費 | 5万円~15万円以上 | |
初期設定費(画角調整など)、出張費 | 2万円~5万円 | |
ランニングコスト | 電気代(カメラ・レコーダー) | 月々500円~1,000円程度 |
録画データの保存費用(クラウド契約料など) | 月々数百円~数千円 | |
メンテナンス費用(HDD交換、定期点検など) | 年数回、または数年に一度 |
このように見ると、まとまった費用が必要になることが分かります。 ただ、費用を抑える方法もいくつか考えられます。一つは、録画機が不要なクラウド保存タイプのカメラを選ぶことです。これならレコーダーの購入費やメンテナンスの手間を省けます。
また、自治体によっては防犯カメラの設置に補助金を出している場合があります。お住まいの地域で利用できる制度がないか、一度確認してみるのも良い方法です。
防犯カメラは一体どこに取り付ける?


防犯カメラの性能を最大限に引き出すためには、設置場所がとても大切になります。やみくもに設置するのではなく、どこを狙われやすいのかを考えて配置するのが鍵となります。
設置場所の基本的な考え方
主に、以下の4つのポイントを意識して設置場所を決めると効果的です。
- 玄関・勝手口: 人の出入りが最も多い場所であり、侵入経路として狙われやすいため、最優先で設置を検討したい場所です。訪問者の顔がはっきりと確認できる角度に取り付けましょう。
- 窓・ベランダ: 特に1階の大きな窓や、足場になりやすいものがあるベランダは、侵入経路になり得ます。死角が生まれないように、広範囲を映せるカメラが向いています。
- 駐車場・駐輪場: 大切な車やバイク、自転車を盗難やいたずらから守るために設置します。車全体の様子とナンバープレートが確認できると、万が一の際に役立ちます。
- 家の裏手や死角: 人通りが少なく、隣家からの視線も届きにくい家の裏側は、侵入者にとって好都合な場所です。センサーライトと併用すると、夜間の防犯効果がさらに高まります。
設置する際の注意点
防犯カメラを設置する上で、忘れてはならないのが近隣への配慮です。カメラの向きによっては、お隣の家の玄関や窓が映り込んでしまい、プライバシーの問題に発展する可能性もあります。
設置前には、カメラがどこを映すのかをしっかりと確認し、不要な範囲が映らないように画角を調整しなくてはなりません。可能であれば、お隣の方に「防犯のためにカメラを設置します」と一言伝えておくと、後のトラブルを避けやすくなるため安心です。
常時録画ができるカメラの選び方


防犯カメラには、常に映像を記録し続ける「常時録画」タイプと、動きを検知したときだけ録画する「動体検知録画」タイプがあります。どちらにもメリットとデメリットがあるため、ご自身の目的に合わせて選ぶことが大切です。
常時録画の最大のメリットは、何も起こらなかったことの証明にもなる点です。事件やトラブルの瞬間だけでなく、その前後の様子も全て記録されているため、状況を正確に把握できます。しかし、常に録画しているため、録画データを保存しておくハードディスク(HDD)の容量がすぐにいっぱいになってしまうという側面もあります。
一方、動体検知録画は、動きがあったときだけ記録するため、HDDの容量を節約でき、後から映像を確認する際にも目的のシーンを見つけやすいのが利点です。ただし、カメラの検知範囲外での出来事や、センサーが反応しないようなゆっくりとした動きは記録されない可能性があります。
最近では、普段は動体検知録画を行いながら、指定した時間帯だけ常時録画に切り替えるといった、両方の良いところを組み合わせた設定ができるカメラも増えています。どのような使い方をしたいのかをイメージして、最適な録画方法が選べるモデルを探してみてください。
ホームセキュリティとの違いを比較


防犯カメラの設置を考えていると、「ホームセキュリティ」という選択肢も目に入ってくるかと思います。この二つは、どちらも家を守るためのものですが、役割に大きな違いがあります。
防犯カメラの役割は、主に「記録」と「威嚇」です。カメラがあることで犯罪を思いとどまらせる効果が期待でき、万が一の際には何が起こったのかを映像で確認できます。しかし、異常が発生したときに、誰かが駆けつけてくれるわけではありません。
これに対してホームセキュリティは、家に設置したセンサーが異常を検知すると、警備会社の警備員が駆けつけてくれる「能動的な防御」サービスです。空き巣などの侵入だけでなく、火災やガス漏れ、非常時の通報にも対応してくれるため、より広範な安心を得られます。
どちらが良いということではなく、何を重視するかで選択が変わってきます。
- 費用を抑えつつ、自分で状況を確認したい: 防犯カメラ
- 月額費用がかかっても、プロに駆けつけてほしい: ホームセキュリティ
もちろん、この二つを組み合わせることで、さらに強固な防犯体制を築くことも可能です。例えば、普段の監視は防犯カメラで行い、長期の旅行で家を空けるときだけホームセキュリティのスポット契約を利用するといった柔軟な使い方も考えられます。
防犯ガラスや玄関ドアカタログでの対策


防犯カメラは非常に有効な対策ですが、それだけですべてが万全というわけではありません。カメラはあくまで「監視」するものであり、侵入そのものを物理的に防ぐ力はないからです。そこで大切になるのが、家の「入口」の防御力を高めることです。
防犯ガラスで窓からの侵入を防ぐ
空き巣の侵入経路として最も多いのが窓です。一般的なガラスは、わずかな時間で破壊されてしまいます。そこで検討したいのが「防犯ガラス」です。
防犯ガラスは、2枚のガラスの間に特殊な膜を挟んだ構造になっており、叩いても簡単には貫通しません。破壊するのに時間がかかるため、侵入を諦めさせる効果が高いと言われています。新築時であれば、標準の窓を防犯ガラス仕様に変更するオプションが用意されていることが多いので、設計段階で検討するのがおすすめです。
玄関ドアの防犯性能もチェック
玄関ドアもまた、重要な防犯ポイントです。最近の玄関ドアは、ピッキングに強いディンプルキーや、2つの鍵で施錠する「ツーロック」が標準仕様になっていることがほとんどですが、カタログを見るとさらに進んだ機能が見つかります。
例えば、スマートフォンで施錠・解錠ができるスマートロックや、こじ開けに強い鎌錠(かまじょう)などがそれに当たります。ヘーベルハウスのカタログで、どのような防犯設備が選べるのか、デザインだけでなくセキュリティの観点からもじっくりと確認してみてください。物理的な守りを固めた上で防犯カメラを設置することで、何重もの安心を手に入れることができます。
鍵交換の費用とタイミングについて


家の防犯を考える上で、鍵の管理は基本中の基本です。特に、新築で引き渡された後や、中古住宅に入居する際には、鍵交換を検討する方もいらっしゃるかもしれません。
新築の場合、工事期間中は多くの業者さんが出入りするため、工事用の鍵が使われています。引き渡し時にオーナー様専用の本キーに切り替えるため、基本的には交換の必要はありません。
しかし、万が一の不安を感じる場合や、家族構成の変化、鍵を紛失してしまった際には、鍵交換が必要になります。鍵交換の費用は、交換するシリンダー(鍵穴部分)の種類によって大きく変わりますが、一般的なディンプルキーであれば、部品代と作業費を合わせて2万円から5万円程度が目安となります。
より防犯性の高い複雑な鍵や、スマートロックなどに交換する場合は、さらに費用がかかることもあります。もし交換を検討する際は、専門の鍵業者さんに複数見積もりを取って比較すると良いでしょう。
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ヘーベルハウスへの防犯カメラ取付方法


- 外壁の穴あけは慎重に行うべき
- エアコン室外機周りの配線と注意点
- 給湯器交換と同時に考えるべきこと
- ヘーベリアンネットで防犯カメラを探す
外壁の穴あけは慎重に行うべき


ヘーベルハウスの最大の特徴の一つが、ALCコンクリート・ヘーベルと呼ばれる高性能な外壁です。この頑丈な外壁に防犯カメラを取り付けるには、いくつか知っておくべき重要な注意点があります。
なぜ慎重さが必要なのか
ALC外壁は軽量でありながら強度と断熱性に優れていますが、その内部には補強のための細い鉄筋が入っています。また、パネルとパネルのつなぎ目はコーキング材で防水処理が施されています。DIYで安易に穴を開けてしまうと、この鉄筋を傷つけたり、防水性能を損なったりする恐れがあるのです。
特に最も避けたいのが、水の侵入です。穴を開けた部分から雨水が壁の内部に染み込むと、冬場にその水分が凍結して膨張し、ALCパネル自体を内側から破壊してしまう「凍害」を引き起こす可能性があります。これを防ぐためには、穴を開けた後に必ずコーキング材などで防水処理を施す作業が不可欠です。
専門業者への依頼が基本
このような理由から、ヘーベルハウスの外壁への穴あけ作業は、DIYで行うのではなく、構造を熟知したプロの業者に依頼するのが基本となります。
業者に依頼すれば、パネルの継ぎ目を避け、適切な位置に、適切な工具で穴あけを行ってくれます。そして、専用のアンカー(壁にネジを固定するための部品)を使用し、防水処理まで確実に行ってくれるため、後々のトラブルを防ぐことができます。費用はかかりますが、家の寿命を守るための大切な投資と考えるのが賢明です。
エアコン室外機周りの配線と注意点


防犯カメラを設置するには、電源の確保が欠かせません。屋外にカメラを設置する場合、どこから電源を取るかは意外と頭を悩ませる問題です。
多くの場合、屋外コンセントから電源を取ることになりますが、その一つがエアコンの室外機用コンセントです。しかし、すでに室外機でコンセントが埋まっていることがほとんどでしょう。そのため、防犯カメラ用に屋外コンセントを増設する工事が必要になるケースが多くあります。
このコンセント増設工事も、前述の外壁穴あけと同様に、電気工事士の資格を持つ専門業者でなければ行うことができません。配線を壁の中に通したり、PF管と呼ばれる保護管を使って屋外の壁を這わせたりと、見た目をきれいに、かつ安全に仕上げるにはプロの技術が求められます。
また、カメラのACアダプターは防水ではないことが多いため、防水ボックスの中に収納するといった工夫も必要です。エアコンの設置工事と同じように、防犯カメラの設置も、配線の取り回しや防水処理まで含めて計画的に進めることが大切になります。
給湯器交換と同時に考えるべきこと


給湯器の交換は、多くのご家庭で10年から15年に一度訪れる大きなメンテナンスの一つです。一見、防犯カメラとは関係ないように思えるかもしれませんが、実はここにも共通点があります。
それは、家の外壁や配管に関わる工事であるという点です。給湯器も、ガス管や水道管、電気の配線などが接続されており、交換作業には専門的な知識が求められます。
もし、ちょうど給湯器の交換時期が近づいているのであれば、そのタイミングで防犯カメラの設置も一緒に検討してみるのも一つの手です。同じタイミングで専門業者に出入してもらうことで、足場を組む必要がある場合などは、その費用を一度で済ませられる可能性があります。
また、家のメンテナンスについて意識が高まっている時期でもあるため、給湯器の寿命を機に、家の防犯体制全体を見直す良いきっかけにもなります。家の安全と快適さを維持するためには、給湯器のような生活インフラのメンテナンスと、防犯カメラのような安全設備の導入を、長期的な視点で計画していくことが望ましいです。
ヘーベリアンネットで防犯カメラを探す


ヘーベルハウスのオーナー様であれば、専用サイト「HEBELIAN NET.(ヘーベリアンネット)」を利用することができます。このサイトは、住まいのお手入れ用品や純正部品の購入、リフォームの相談などができる、オーナー様にとっての心強い味方です。
このヘーベリアンネットでは、暮らしを快適にするさまざまな商品が紹介されており、その中には防犯関連のアイテムが含まれていることもあります。メーカーが推奨する商品や、提携しているサービスの情報を得られる可能性があるため、どのような防犯カメラが良いか迷ったときには、まず一度チェックしてみる価値は十分にあります。
また、カメラ本体だけでなく、フィルターや浄水器のカートリッジといった消耗品の定期購入サービス「Re-設備」など、暮らしのメンテナンス全般をサポートしてくれる機能も充実しています。防犯カメラの設置だけでなく、長期的な視点で住まいを快適に保っていくための情報収集の場として、上手に活用してみてはいかがでしょうか。
ヘーベルハウスの防犯カメラ導入の要点
ここまで、ヘーベルハウスで防犯カメラを導入する際の様々なポイントについて解説してきました。最後に、この記事の要点を箇条書きでまとめます。
- 防犯カメラの初期費用は工事費込みで10万円からが目安
- 設置場所は玄関や窓、駐車場などの侵入経路を優先する
- 近隣のプライバシーに配慮したカメラの角度調整が不可欠
- 常時録画は証拠能力が高いがデータ容量を多く消費する
- ホームセキュリティは警備員が駆けつける能動的なサービス
- 防犯ガラスやツーロックなど物理的な防御も組み合わせる
- ヘーベルハウスのALC外壁への穴あけは専門業者に依頼する
- 穴あけ後のコーキングによる防水処理は家の寿命に関わる
- 屋外の電源確保にはコンセント増設工事が必要な場合がある
- ACアダプターは防水ボックスに収納するなど工夫が求められる
- 鍵交換の費用は2万円から5万円程度が相場
- 給湯器交換など他のメンテナンスと同時に検討するのも有効
- オーナー専用サイト「ヘーベリアンネット」も情報源として活用できる
- 補助金制度が利用できるか自治体に確認してみる
- 費用、性能、目的のバランスを考えて最適なプランを選ぶ
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