一条工務店のインターホンの選び方|標準モデルMT101から後付けまで網羅

一条工務店の住宅を検討している方や、すでに住んでいる方の中には、「一条工務店 インターホン」の性能や選び方について詳しく知りたいという人も多いはずです。

この記事では、標準で採用されているインターホンから、MT101やMT91、さらには高性能モデルのMT92まで、各機種の特徴や違いを解説しています。

また、インターホンの設置位置の考え方や、事前に図面で確認しておきたいポイント、ダンジュインターホンとの連携機能など、知っておくべき情報を網羅。

スマホ連携を含めた最新のオプション機能や種類ごとの違い、後付けでの設置可否、家庭に合った最適なプランの選び方まで、一条工務店のインターホンに関するあらゆる疑問を解消する内容になっています。

これからの住まいに安心と快適さを求める方は、ぜひ参考にしてください。

項目	内容
標準仕様の型番	MT101（シンプルな来客応対機能）
上位モデル	MT91（スマホ連携・録画機能あり）
最新高性能モデル	MT92（高画質・録画・外出先応答）
スマホ連携	MT91・MT92はスマートフォンで操作可能
設置位置の考慮点	視認性、防犯性、生活動線とのバランス
図面で確認すべきこと	電源・LAN配線、記号（Tやt）の意味
後付けの可否	可能だが電源・配線の確認と費用に注意
対応オプション	録画、赤外線カメラ、スマホ通知、音声操作
インターホンの種類	標準型、録画対応型、スマホ連携型など
ダンジュインターホン連携	玄関ドアのスマートロックと連携可能
防犯対策	赤外線・録画・通知で不在時も安心
生活の利便性	遠隔施錠や音声応答で家事中も対応可能
選ぶ際のポイント	家族構成、使用目的、予算、拡張性
おすすめのプラン	共働きならスマホ連携モデルが便利
確認タイミング	建築前の打ち合わせ・図面作成時が最適

一条工務店インターホンの基本と特徴

• 標準仕様のインターホンとは
• MT101とMT91の違いを解説
• インターホンの設置位置の考え方
• 図面で確認すべきポイント
• MT92の導入とその背景
• オプションで選べる種類一覧

標準仕様のインターホンとは

一条工務店の住宅には、あらかじめ標準仕様としてインターホンが設置されています。これは基本的な来客対応に必要な機能を備えており、玄関先で訪問者の声を確認したり、簡単な通話を行うことが可能です。初期費用をできるだけ抑えたい方や、インターホンにそれほど多くの機能を求めない方には十分満足いただける仕様といえるでしょう。

ただし、標準インターホンにはカメラの録画機能や、スマートフォンとの連携といった先進的な機能は搭載されていないことがほとんどです。このため、外出中に来訪者を確認したり、留守時の記録を後からチェックしたいというニーズには応えきれない可能性があります。

また、標準仕様では接続できるカメラの台数が限られていることや、画質がやや粗いと感じるケースもあるため、細かな防犯管理を希望する方には物足りなさを感じるかもしれません。さらに、室内モニターの画面サイズが小さめである場合も多く、表示される映像がやや見づらいという声も聞かれます。

このような理由から、利便性や安全性を重視する方、また将来的にスマートホーム化を見据えている方は、後述するような上位機種やオプション機能の導入も視野に入れておくと良いでしょう。特に家族の安全を第一に考える場合には、はじめから標準以上の機能を備えたインターホンを選んでおくことが、長い目で見て安心につながる選択となります。

MT101とMT91の違いを解説

MT101とMT91は、一条工務店の住宅で頻繁に採用されているインターホンの代表的な型番です。どちらも多くの家庭で使用されていますが、それぞれの特徴や対応するニーズには明確な違いがあります。

まずMT101は、標準装備として提供されるシンプルなモデルです。インターホンとしての基本機能を備えており、来客時の応答や呼び出しにはしっかり対応できます。コストパフォーマンスを重視する方や、そこまで多機能を求めていない場合には最適な選択肢といえるでしょう。

一方で、MT91は追加費用が必要なオプションモデルでありながら、高性能な機能を多く搭載しています。カメラの画質が向上しているのはもちろん、スマートフォンとの連携機能も搭載されており、外出中でも訪問者の確認や対応が可能です。また、録画機能や遠隔操作機能など、防犯面でも優れているため、共働き家庭や不在がちな方にとって非常に便利なモデルです。

このように、MT91は単なるインターホンにとどまらず、日常生活をサポートする多機能ツールとも言えます。ただし、設置にはネットワーク環境の整備や電源の確保などが必要なケースもあるため、導入前には確認が必要です。将来的な拡張性や利便性を求める方には、MT91を選ぶメリットは大きいでしょう。

実際の導入事例でも、MT91を採用した家庭では、防犯カメラとの連携による安心感や、スマートロックとの組み合わせによる便利さが高く評価されています。家族の安全を第一に考えるならば、MT91のような上位モデルを選ぶことで、日々の暮らしがさらに安心で快適になるかもしれません。

インターホンの設置位置の考え方

インターホンの設置場所は、つい後回しにされがちですが、実際には家づくりにおける非常に重要なポイントのひとつです。最も一般的なのは玄関ドアの横に設置するパターンですが、それ以外にも門柱や外構に設けるケースもあります。特に門柱タイプは道路に面していることが多く、早い段階で訪問者を認識できるという利点があります。

ただし、設置する場所によっては配線距離が長くなり、施工コストが増加する可能性も考慮しなければなりません。また、インターホンのカメラで来訪者を確認する際に、日差しや影の影響を受けやすい位置では、映像が見えにくくなってしまうこともあります。このような視認性の問題は、防犯性にも大きく関わってくるため、見落とせない要素です。

さらに、家の生活動線も踏まえたうえで設置位置を考えることが重要です。例えば、来客時にすぐに応対できるよう、モニター親機がキッチンやリビングなど家族の集まりやすい場所に設置されていると便利です。また、2階で過ごす時間が長い場合には、子機の増設やスマホ連携を活用すると、利便性が大きく向上します。

設計段階では、インターホンの設置予定箇所だけでなく、その周辺環境も確認しておきましょう。建物の構造や外構計画との兼ね合いもありますし、防水・防塵性にも配慮する必要があります。特に門柱や外壁への取り付けを希望する場合は、インターホン本体の耐候性もチェックポイントになります。

最終的には、来客の視認性、防犯面での有効性、そして家族の生活動線に調和するような設置場所を選ぶことが、快適な住まいを実現するための鍵となります。設計士や工務担当者と十分に相談しながら、納得のいく設置場所を決めていきましょう。

図面で確認すべきポイント

インターホンの機種や設置位置は、建築前の図面段階で必ず確認しておくべき重要な要素です。これを怠ってしまうと、後から変更や追加工事が必要となり、予期せぬ費用や工期の延長が発生する可能性もあるため注意が必要です。

特に確認すべきなのが、インターホンの設置位置周辺に電源の配線がきちんと用意されているかどうかです。電源がなければ当然機器は作動しませんし、後からコンセントを増設するとなると、壁を傷める可能性や美観を損なうリスクも出てきます。

加えて、スマホ連携機能や録画機能付きの高性能インターホンを設置する場合は、LANケーブルの配線経路についても確認しておく必要があります。Wi-Fiでも接続可能な機種もありますが、安定性や通信速度を重視するなら有線LANの方が安心です。

図面上では、インターホンに関する配線や機器の配置は「T」や「t」といった記号で記載されていることが多く、慣れないうちは分かりづらいかもしれません。そのため、建築会社や設計担当者から記号の意味を丁寧に説明してもらうことも大切です。また、自分でもあらかじめ記号の意味を予習しておくと、打ち合わせ時にスムーズに話を進められます。

さらに、設置予定のインターホンがカメラ付きであれば、玄関の向きや外構の設計も踏まえて、映像の死角がないかまでチェックしておくと安心です。こうした点を建築前にしっかり確認しておくことで、後悔のないインターホン設置が実現できます。

MT92の導入とその背景

MT92は比較的新しいインターホンモデルで、これまでの機種と比べても大幅に機能性が向上しています。とくに注目すべきは、その高性能なカメラ機能と録画能力です。これまでのモデルでは画質が粗く、夜間の撮影や細かい動きの記録が難しかったのに対して、MT92では映像の鮮明さが格段に向上し、昼夜を問わずしっかりと来訪者の様子を確認できるようになっています。

このモデルは標準装備ではなく、オプションとして追加費用が発生する選択肢となっていますが、スマートホーム化を本格的に検討している家庭にとっては非常に有益な製品です。単に訪問者の映像を確認できるだけでなく、録画機能によって不在時の来訪履歴を確認できるため、防犯対策のひとつとしても活用できます。

さらに、MT92はスマートフォンと連携可能な機能を搭載しており、外出先からでもリアルタイムで玄関周辺の様子を確認したり、通話したりすることができます。これにより、共働き家庭や外出が多いライフスタイルでも、家族の安全を常に見守ることが可能となります。

導入する際の注意点としては、ネットワーク環境との接続が前提であることです。Wi-Fiに対応しているとはいえ、安定した通信を確保するためには、有線LANの併用も推奨されます。設計段階でのLAN配線やルーターの位置計画も忘れずに行っておきましょう。

また、インターホン単体での導入だけでなく、防犯カメラやスマートロックなどの周辺機器と併用することで、MT92の性能を最大限に引き出すことができます。将来的なアップグレードや拡張性を考慮し、総合的なホームセキュリティプランの一環として導入を検討するのが理想的です。

オプションで選べる種類一覧

一条工務店では、住まい手のニーズに応じて選べる多様なインターホンオプションが用意されています。インターホンの機能がますます進化している今、単に来客の応答だけではなく、防犯、遠隔操作、録画など、多機能化が進んでいます。たとえば、スマートフォンとの連携が可能なモデルでは、外出先から訪問者の応答や録画確認ができるため、忙しい家庭でも安心して暮らせるようになります。

さらに、複数台のカメラに対応したタイプもあり、玄関だけでなく、駐車場や裏口など複数の場所の様子をチェックしたい方にとっては非常に便利です。録画保存機能が付いているモデルでは、不在時に来客があった際でも後から映像を確認できるため、防犯対策としての有用性が高まります。

また、近年では音声応答の質や、夜間でもはっきり映る赤外線カメラ付きのモデル、タッチパネル式の操作が可能な親機など、利便性と快適性を重視した設計の製品も選べるようになってきました。それぞれに初期費用や設置条件、接続方法が異なるため、製品ごとの仕様を比較することも重要です。

導入にあたっては、家族構成や生活パターンに合った機能をしっかり見極めて選ぶことが大切です。たとえば共働き家庭ではスマホ連携型、セキュリティを強化したい家庭では録画機能や多カメラ対応型など、優先すべきポイントが家庭ごとに異なります。打ち合わせの際には、「どんな時に、どのように使いたいか」を具体的に設計担当者に伝えることで、より的確な提案を受けることができるでしょう。

このように、オプションの選択肢が広がったことで、自分たちの暮らしにピッタリのインターホンを選べるようになりました。納得のいく選択をするためには、必要な機能と予算のバランスを明確にしながら、じっくりと比較・検討する時間を設けることが後悔のないポイントになります。

一条工務店インターホンプランと最新機能

• ダンジュ インターホンとの連携機能
• スマホ連携でできることとは
• インターホンの後付けは可能か？
• 最適なプランの選び方ガイド
• 防犯・快適性に貢献する機能性

ダンジュ インターホンとの連携機能

ダンジュは一条工務店が開発した高断熱仕様の玄関ドアで、断熱性や気密性、防犯性能に優れているのが特徴です。特に住宅の熱損失が発生しやすい玄関部分において、これまで以上に高い断熱性能を持たせることに成功しており、冷暖房の効率化や室内環境の快適性に貢献しています。

この高性能なドア「ダンジュ」は、インターホンと連携することでその真価をさらに発揮します。具体的には、スマートロック機能を組み合わせることで、鍵の施錠や解錠がインターホン操作やスマートフォンから簡単に行えるようになります。たとえば、外出先で来客があった場合でも、スマホを使ってインターホンに応答し、必要であれば玄関の解錠までを遠隔操作で完了できます。

また、スマートスピーカーと組み合わせることによって、音声での操作にも対応。たとえば「玄関を開けて」といった指示をスピーカーに話しかけるだけで、ハンズフリーで施解錠ができるようになるため、買い物袋で手がふさがっている時や小さなお子さんを抱えている時にも非常に便利です。

さらに、インターホンのカメラとドアの連動により、来訪者の映像を即座にスマートフォンやモニターで確認できるようになります。怪しい人物が訪れた場合でも、安全を確保したまま対応できる点は大きな安心材料となるでしょう。

このように、ダンジュとインターホンを連携させることで、セキュリティ面の向上はもちろん、利便性と快適性も格段にアップします。これからのスマートホーム時代において、こうした連携機能は住宅の標準装備となっていく可能性もあり、導入を検討する価値は十分にあるといえるでしょう。

スマホ連携でできることとは

スマホ連携機能を搭載したインターホンは、近年のスマートホーム化の流れを象徴する便利な設備のひとつです。まず、大きな魅力として挙げられるのが、外出先からでも訪問者への応答ができるという点です。スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、玄関先のインターホンが鳴った際に即座に通知が届き、画面を通して相手の顔を確認しながら通話することが可能になります。

さらに、連携機能があることで、玄関の鍵の施錠・解錠も遠隔で行えます。たとえば、子どもが学校から帰ってきたものの鍵を持っておらず困っているというケースでも、親が外出先からスマホ操作で鍵を開けてあげることができます。こうした使い方は、共働き家庭や不在がちなお家で特に重宝される機能です。

また、スマホで訪問者の映像をリアルタイムで確認できるだけでなく、録画された映像を後からチェックすることも可能です。録画機能がある場合、不審者が訪れた際の映像を証拠として残しておくことができるため、防犯の観点からも非常に安心です。来客履歴をスマホから一覧で確認できる機能が備わっているモデルもあります。

その一方で、スマホ連携には注意点も存在します。特に、スマートフォン自体のセキュリティ対策が不十分であれば、万が一の紛失や盗難時に第三者に玄関の鍵を操作されるリスクが生じます。これを防ぐためには、スマホに必ずパスコードを設定し、生体認証機能（指紋認証や顔認証）を活用することが推奨されます。

さらに、通信環境の整備も重要です。インターネット接続が不安定な場合、リアルタイムでの応答や映像確認に遅延が生じることもあります。こうしたリスクを最小限に抑えるために、自宅のWi-Fi環境やルーターの性能にも気を配る必要があります。

このように、スマホ連携型インターホンは高い利便性と防犯性を兼ね備えていますが、そのメリットを最大限活かすには、適切な運用とセキュリティ管理が求められます。家族全員が安心して暮らせる環境を整えるためにも、導入時には使い方のルールを明確にしておくと良いでしょう。

インターホンの後付けは可能か？

結論からお伝えすると、インターホンの後付けは十分に可能です。ただし、いくつかの条件を満たす必要があります。まず最も基本的なのが、電源の確保です。インターホンは常時稼働する機器であるため、安定した電源供給が前提となります。既存の住宅で新たに配線を引く場合には、壁内や外壁の施工が必要になることもあり、見た目や構造に影響する場合もあります。

次に重要なのが、配線ルートの確保です。インターホンはカメラやモニター親機、時には複数の子機と接続するため、ケーブルの通り道を確保する必要があります。特にスマートフォンと連携するタイプや、映像の録画が可能な高機能モデルでは、LANケーブルやWi-Fiの安定接続も求められるため、通信環境の整備も併せて検討しなければなりません。

さらに、配線だけでなく取り付け位置にも注意が必要です。カメラの角度や視界を妨げる障害物の有無、訪問者の動線との位置関係など、設置場所の選定を誤ると、せっかくの高性能機能が十分に活かせないケースもあります。後付けの場合は既存の構造との調和も考慮しながら、目立たず機能的な配置を心がけると良いでしょう。

工事費用についてもあらかじめ予算を見積もっておくことが大切です。壁内の配線が難しい場合、露出配線での対応になることもあり、費用が高くなる傾向があります。また、室内の親機や録画装置の設置スペースを確保する必要があるため、家具の配置や配線の取り回しなども含めてトータルで計画しておくと安心です。

すでに完成した住宅に後からインターホンを設置するのは、決して不可能ではありませんが、新築時と比べて制約が多くなるのは事実です。そのため、もし今後インターホンの設置や交換を視野に入れている場合は、できる限り早い段階で検討を始め、必要な配線や電源設備の準備を整えておくことをおすすめします。

最適なプランの選び方ガイド

インターホンに求める機能は家庭によって大きく異なります。そのため、自分たちの暮らし方に合った最適なプランを選ぶには、いくつかの視点で整理しておくことが重要です。まず最初に考えたいのが「誰が使うのか」という点です。たとえば、機械操作が得意な若年層と、高齢者が中心となる家庭とでは、求められる操作性がまったく違います。

次に、「どこまでの機能を必要とするのか」も検討すべきポイントです。たとえば、外出中でも来客応対をしたい場合はスマホ連携機能が必須になりますし、セキュリティを強化したい方には録画機能や多カメラ対応のモデルがおすすめです。また、「予算はいくらまでかけられるのか」についても事前に把握しておくと、候補を絞る際に非常に役立ちます。

共働き家庭であれば、留守中でも来客対応ができるスマート連携機能は非常に便利で、ほぼ必須と言えるかもしれません。一方で、小さな子どもや高齢の家族がいる場合は、複雑な操作が不要なシンプルなモデルの方が使いやすく、安全面でも安心です。

また、防犯目的でインターホンを導入・強化したいと考えている方は、録画や夜間対応、遠隔通知といった高度な機能を備えた機種を選ぶと良いでしょう。これらの機能が充実しているモデルは価格も高めになりがちですが、日常的な安心感を得られるという点で費用対効果は高いと言えます。

プランを選ぶ際は、ただ「機能が多いから良い」という視点ではなく、「本当に自分たちに必要な機能なのか」「日々の生活にストレスなく取り入れられるか」といった現実的な視点で検討することが大切です。このように、家族の使い方やライフスタイルをしっかりと見つめ直したうえでプランを選べば、長く快適に使えるインターホン環境を整えることができます。

防犯・快適性に貢献する機能性

インターホンは単なる「ピンポン」ではなく、今や防犯対策や快適な暮らしを支える重要な住宅設備のひとつです。特に近年では、録画機能や赤外線カメラ、動体検知機能、スマートフォンへの通知といった高度な機能が搭載されたモデルが増えています。こうした機能により、たとえ外出中であっても、自宅周辺の状況をリアルタイムで確認できるという安心感を得ることができます。

たとえば、誰かが玄関先に近づいたときに自動的にカメラが作動し、映像が録画されるよう設定できれば、不審者の接近にもすぐに気づくことができます。スマホ通知機能があれば、遠隔地にいても即時に来訪者を確認できるため、宅配便の受け取り対応や、子どもの帰宅確認などにも役立ちます。

また、暗い時間帯でも顔や動きをはっきりと映し出す赤外線カメラが搭載されているモデルは、夜間の防犯対策として非常に効果的です。照明を使わずに映像を記録できるため、不審者に気づかれずに状況を把握することも可能です。

特に子どもや高齢者がいるご家庭では、インターホンが安全の見守りツールとしての役割を果たしてくれます。たとえば、子どもがひとりで留守番しているとき、親が外出先からスマホで様子を確認できることは大きな安心につながります。高齢者の場合も、操作が簡単で分かりやすいインターフェースのインターホンを選ぶことで、誰でも安全に対応できる環境が整います。

逆に、これらの機能がない場合、万が一の事態に備えることが難しくなるため、せっかくの設備が十分に活かされず、防犯上の“抜け穴”となってしまう可能性もあります。したがって、インターホンは「来客を迎える」だけでなく、「家族を守る」ための第一防衛線として位置づけることが、これからの住宅選びにおける重要な視点となるでしょう。

一条工務店 インターホンの総まとめ

• 標準仕様は基本機能のみ搭載のシンプルなタイプ
• カメラの録画やスマホ連携は標準には含まれない
• MT101はコスト重視、MT91は多機能モデル
• MT91は外出先からの応答や録画が可能
• 設置位置は視認性・動線・防犯性を総合的に判断する
• 門柱設置や外構とのバランスも考慮する必要がある
• 図面確認時に電源と配線の位置を必ずチェックする
• カメラの死角や視認性の悪化も設計段階で防ぐべき
• MT92は高画質・録画・スマホ対応の上位モデル
• オプションでは録画・赤外線・多カメラ対応が選べる
• スマホ連携により外出中も訪問者の対応ができる
• 音声操作や遠隔解錠で生活の利便性が高まる
• 後付けも可能だが電源・配線・設置位置に制約がある
• 家族構成や利用シーンに合わせたプラン選定が重要
• インターホンは防犯機器としての役割も担っている