セキスイハイムでの暮らしに満足していても、思わぬトラブルとして「ゴキブリが出た」という声が少なくありません。
とくに快適エアリーを導入している家庭では、吸気口から虫が入ってくるといった報告も見受けられます。

換気できる=虫が入りやすい はセキスイハイムに限ったことではありません。
また、新築であっても荷物や建築時のわずかな隙間から虫が入り込む可能性があり、高気密住宅ならではの落とし穴とも言えるでしょう。
床下の虫、天井裏の湿気、さらには断熱材が濡れることによって発生するカビだらけの環境など、快適な住まいを維持するうえで注意すべき点は多岐にわたります。
音に敏感な方は、家鳴りとゴキブリの足音を混同するケースもあり、見えない部分での異変が気になるところです。
本記事では、バルサンなどの対策も含め、セキスイハイムで発生しやすい虫の問題とその対処法を総合的に解説します。



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問題の箇所 | 原因の可能性 | 対策・ポイント |
---|---|---|
快適エアリーの吸気口 | フィルター未清掃、防虫対策不足 | 防虫ネット設置、定期的なフィルター清掃 |
新築時の室内 | 引っ越し荷物に卵や虫が付着 | 荷解き時にチェック、段ボールを早めに処分 |
建築時の施工 | ユニット間や配管周りの隙間 | 引き渡し前後に隙間確認と補修依頼 |
床下 | テープ施工不良、湿度の高さ | 定期点検、通気口にトラップ・防虫剤設置 |
天井裏 | 換気不良によるカビだらけの環境 | 湿度管理、必要に応じて除湿・送風ファン導入 |
断熱材 | 施工時に濡れることで性能低下 | 交換と防湿処理、施工時の天候管理 |
家鳴り | 温度差による木材のきしみ | 音の発生位置・時間を記録し、虫の音と区別 |
バルサン使用時 | 誤った使用で効果半減、誤作動の危険 | 換気システムを一時停止し、説明書に従う |
ゴキブリの卵 | バルサンでは効果が弱い | 10日〜2週間後に再度燻煙処理を行う |
セキスイハイムでゴキブリ被害?


- 快適エアリーは虫に弱い?
- 新築でもゴキブリが出る理由
- 床下から虫が侵入する経路とは
- 天井裏や壁内の盲点とは
- ゴキブリ対策にバルサンは有効?
快適エアリーは虫に弱い?


快適エアリーはセキスイハイムが誇る第一種換気システムで、外気を取り込みながら家の中を24時間換気する役割を担っています。この仕組みは室内の空気を清潔に保つ点で非常に優れていますが、その一方で「虫が入り込んでしまった」という声も少なくありません。
特に吸気口の部分に対する対策が不十分な場合、外から小さな虫が侵入してしまうリスクがあります。実際、夏場や周囲に木々の多い自然豊かな地域では、虫の侵入が起こりやすい環境です。外気を取り込む構造のため、どうしても異物の混入リスクが完全にゼロになるわけではないのです。
このような理由から、フィルターに虫の死骸やクモの巣が付着していたという報告も見られます。快適エアリー自体は性能に優れた設備ですが、ユーザー自身の工夫や対策も重要になってきます。
例えば、私の場合は吸気口の外側に市販の防虫ネットや排水溝用の水切りネットを取り付けました。これによって小さな虫の侵入が大幅に減少しただけでなく、フィルター自体も汚れにくくなったのです。
さらに、定期的な清掃とフィルター交換も重要です。特にフィルターは月に1度程度、埃や汚れを掃除機で吸い取るだけでも、虫の付着や侵入リスクを下げる効果があります。面倒に感じるかもしれませんが、清潔な空気環境を保ちつつ虫の悩みも軽減できるので、やる価値は十分にあると実感しています。
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新築でもゴキブリが出る理由


新築住宅だからといって、必ずしもゴキブリの心配がないわけではありません。セキスイハイムのような気密性の高い住宅であっても、意外なところからゴキブリが発生するケースは数多く報告されています。
主な理由の一つとして、引っ越し時に持ち込まれる荷物が挙げられます。特に注意が必要なのが段ボールです。段ボールの隙間には、気付かぬうちにゴキブリの卵が付着していることがあります。スーパーのレジ袋や野菜の包装なども、目に見えない形で虫を家の中へ運び込んでしまう可能性があるのです。
さらに、建物の施工中や据付直後の段階で、ドアや窓のわずかな隙間から虫が侵入してしまうケースもあります。施工現場は一時的に開放された状態が続くため、どうしても小さな虫たちにとっては入りやすい環境になります。
また、完成後の新築住宅であっても、構造的な隙間は完全にゼロではありません。換気口や電気配線の通る穴、配管まわりの小さな隙間などは、ゴキブリの侵入経路になり得ます。セキスイハイムのような高気密住宅でも、こうした細かな部分の施工が甘ければ、虫の侵入を許してしまうのです。
これらの理由から、新築入居前にはしっかりとした防虫対策が重要となります。例えば、バルサンや燻煙タイプの殺虫剤を使用して、一度家全体をリセットすることがおすすめです。また、虫の侵入経路になりやすい玄関や水回りなどには、あらかじめ防虫スプレーや忌避剤を使っておくと安心です。
さらに、引っ越し後はなるべく早く段ボールを処分し、室内に持ち込んだ荷物の清掃をこまめに行うようにしましょう。少しの手間が、後々のゴキブリ対策につながります。
新築だからと油断せず、入居前後の虫対策を徹底することで、清潔で快適な住まいを維持することができるのです。
床下から虫が侵入する経路とは
床下は普段あまり意識しない空間ですが、実は虫にとってはとても都合のよい侵入経路になっています。人の目が届きにくく、暗くて湿度もあることから、ゴキブリをはじめとする害虫が好む環境になりやすいのです。
特に、施工時に床下の気密処理が不十分だった場合には、ちょっとしたテープの貼りミスや断熱材の隙間から、虫が這い上がってくることがあります。セキスイハイムの住宅は気密性能(C値)が高いとされていますが、実際にはすべての隙間が完全に塞がっているとは限りません。
実例として、ユニット構造の接合部や設備の配管まわりなど、目視しづらい箇所から虫が侵入したという報告もブログなどに複数掲載されています。特に、据付後に床下のチェックが行われていない住宅では、そのリスクが高くなりがちです。
虫の侵入を防ぐためには、まず床下の定期的な点検が欠かせません。ハウスメーカーの定期点検サービスを活用するだけでなく、自分でも通気口まわりを観察して、異変がないか確認しておくことが大切です。
また、目視では確認できない部分については、専門の業者に床下カメラなどを用いて調査してもらうことも一つの方法です。必要に応じて、剥がれたテープの再施工や、配管まわりの気密処理を再度依頼するとよいでしょう。
さらに、防虫剤や粘着トラップを床下通気口周辺に設置することも効果的です。特に、粘着トラップは虫の通り道を可視化できるため、侵入経路の特定にも役立ちます。寒くなる前の秋や、暖かくなり始める春先に重点的に対策を講じるのがポイントです。
床下という見えない場所だからこそ、こまめなチェックと対策が、住まいの快適さを長く保つための鍵になります。
天井裏や壁内の盲点とは
天井裏や壁の中は、普段私たちが生活の中で意識することがない空間ですが、実はゴキブリやその他の害虫にとって非常に魅力的なすみかになりやすい場所です。暗くて静かで、人の手が届きにくい空間は、彼らにとって安心できる「隠れ家」として最適なのです。
セキスイハイムの住宅では、ユニット構造の特性上、天井裏に点検口が設置されていないことがよくあります。これは構造の合理性や気密性を高める工夫の一環ではあるものの、住んでからの点検や清掃を考えると不便さを感じることも少なくありません。点検口がない場合、天井裏の湿気のこもりやすさや、万が一の水漏れなどにすぐ気づけないというリスクがあります。
湿気がこもると、断熱材の劣化が進み、そこにカビが発生したり、ゴキブリやダニが繁殖しやすくなったりするのです。特に湿度が高い梅雨時期や、結露が起きやすい冬場などは、天井裏の状態が悪化しやすいタイミングです。しかも、それに気づかず放置してしまうと、虫の発生源となってしまい、やがて居住空間にも悪影響を及ぼすようになります。
点検口がない住宅の場合、こうした見えないリスクに対してどのように備えるかが重要です。ひとつの方法として、定期点検の際に業者へ相談し、特殊なカメラやセンサーなどを使って天井裏の状態を確認してもらうことが挙げられます。また、万が一何らかの問題が疑われる場合には、思い切って一部の壁や天井を開けて調査してもらう選択肢もあります。
これらの点検は費用や手間がかかるかもしれませんが、家の中にゴキブリが現れる原因を根本から断ちたい方にとっては、非常に有効な手段です。虫の発生が頻発している場合には、こうした見えない場所の状況を見直してみることが、問題解決の糸口になるかもしれません。
普段見えないからこそ、天井裏や壁内の状態にも意識を向けて、快適で清潔な住まいを維持していきましょう。
ゴキブリ対策にバルサンは有効?
ゴキブリ対策の王道といえば、やはりバルサンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。特にセキスイハイムのように高気密な住宅では、バルサンの効果を実感しやすい環境が整っていると言えます。
その理由は、薬剤が逃げにくく、家全体に均等に行き渡りやすい構造だからです。気密性が高いということは、隙間風や空気漏れが少ないということなので、煙タイプや霧タイプのバルサンの成分が、部屋の隅々まで効果的に充満してくれます。これにより、家具の裏や配管周辺、床下の通気口など、虫が潜んでいそうな場所にもしっかりと作用します。
ただし、使用する際には注意点もあります。まず、換気システムが稼働している状態だと薬剤が外に排出されてしまうため、一時的にシステムを停止する必要があります。また、火災報知器の感知機能が作動してしまうことがあるため、カバーをかけるなどの対応が求められます。説明書には必ず目を通し、メーカー推奨の方法で実施するようにしましょう。
さらに大事なのは、ゴキブリの卵に対してバルサンの効果は限定的であるという点です。卵は固い殻で守られており、薬剤が効きにくいため、1回の処理では不十分な可能性があります。そのため、10日から2週間後に再度バルサンを焚くことで、孵化した幼虫に確実に対処できるようになります。
バルサン処理後には、しっかりとした換気が必要です。最低でも1時間以上は窓を開けて、空気を入れ替えましょう。併せて、床やテーブル、キッチンなど人がよく触れる場所の清掃も忘れずに。安全のために、ペットや赤ちゃんがいる家庭では特に慎重に行う必要があります。
補助的に、バルサン処理後にホウ酸団子やベイト剤などを設置しておくと、持続的な駆除効果が得られます。これにより、潜んでいた個体や新たに侵入してきたゴキブリにも対応できます。
このように、セキスイハイムの構造を活かしたバルサン使用はとても効果的です。ただし、手順や注意点をしっかり守ることが前提です。対策を複数組み合わせることで、ゴキブリのいない快適な住まいをキープしやすくなります。
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セキスイハイムの構造と虫対策


- 虫が入ってくる原因と構造上の欠陥
- 断熱材が濡れるとどうなる?
- 天井裏のカビだらけ問題に注意
- 床下の施工不良と虫の発生源
- 家鳴りの音とゴキブリの関係性
虫が入ってくる原因と構造上の欠陥


セキスイハイムは高気密・高断熱な構造を特徴としていますが、それでも虫の侵入を完全に防ぐことは難しいのが現実です。虫が入ってくる主な原因のひとつとして、ユニット構造の接合部や換気システムの取り付け部分にできるわずかな隙間が挙げられます。



言ってしまえば、ゴキブリはどこのハウスメーカーの家にでも侵入できます。
これらの隙間は、建物全体の気密性に大きく影響するものではないにしても、小さな虫にとっては十分な通り道となります。特にゴキブリのように体が柔らかく、わずかなスペースでもすり抜けられる生き物にとっては、換気口やユニットの接続部、床下からの配管まわりなどが絶好の侵入ポイントになってしまうのです。
また、床下や壁の継ぎ目部分に使用される気密テープの施工が不十分なケースや、工事中に意図せずできてしまった微細なズレ、パーツの浮きといった施工ミスも見逃せません。こうした小さな不具合は見た目には分かりづらく、完成後には気づきにくいため、定期点検での確認がとても重要になります。
さらに、家の外部から室内へとつながる換気システムや吸気口は、虫の侵入経路として特に注意が必要な箇所です。特に夏場など虫が活発になる季節には、吸気口の周囲に虫が集まりやすくなるため、防虫ネットの設置やフィルターの目詰まりの確認が欠かせません。
実際、こうした部分の施工不良が原因でゴキブリや小さなクモが頻繁に室内に出没するケースもありました。そのため、防虫ネットやフィルターの追加設置はもちろん、できる限り屋外の吸気口周辺も定期的に清掃して清潔を保つことが望ましいです。
施工会社にすべてを任せきりにせず、住まい手自身も構造を理解しながら、こまめにメンテナンスを意識していく姿勢が、虫の侵入を防ぐ第一歩となります。
断熱材が濡れるとどうなる?
断熱材が濡れてしまうと、住宅の快適性に大きく関わる問題が生じます。具体的には、断熱性能が著しく低下したり、内部にカビが発生したりするリスクが高まります。特にグラスウールやロックウールといった繊維系の断熱材は水分を吸収しやすく、一度吸った水分を簡単には放出できません。結果として、断熱材の中に湿気がこもり、性能が本来のレベルまで回復しない状態が続いてしまうのです。
このような状況が発生する代表的なケースとしては、建築中の急な雨や、施工時に十分な養生がされていなかったことによる断熱材の水濡れが挙げられます。セキスイハイムの施工事例でも、ユニット据付時に雨が降り、1階の天井裏に使われた断熱材が水分を吸ってしまったという報告がありました。その後、壁紙の浮きや天井材の変色といった、視覚的なトラブルにもつながる可能性があります。
さらに、断熱材が湿気を含んだままの状態では、室内の温度調整がうまくいかず、エアコンや暖房の効率が悪くなるという問題も発生します。光熱費が上昇しやすくなるだけでなく、家の中での快適な暮らしが損なわれることにもなりかねません。
また、湿った断熱材はゴキブリやダニ、カビなどの発生源になりやすく、衛生面でも悪影響を及ぼします。特にゴキブリは、暗くて湿った場所を好むため、放置された断熱材の中を住処として選ぶこともあるのです。
このような事態を防ぐためには、濡れてしまった断熱材はすぐに取り除き、新しいものに交換する必要があります。見た目に異常がないように見えても、内部に湿気が残っているケースが多いため、専門の業者に調査を依頼するのが安心です。加えて、断熱材を交換した際には、再度しっかりと防湿処理を行うことが重要です。
予防策としては、施工段階で天候を確認し、ユニット据付時にはしっかりとした防水対策を講じること、そして建築中に雨が降った際には早期に点検と対応を行うことが挙げられます。断熱材は一度濡れると性能が大きく損なわれるため、事前の対策と、万が一の対応力が住宅の質を左右するカギになるのです。
天井裏のカビだらけ問題に注意
「カビだらけの天井裏」という状態は、特に湿気の多い梅雨の季節や換気が十分に機能していない住宅環境でよく起こります。高気密・高断熱が特徴のセキスイハイムの住宅であっても、施工段階での湿気対策が不十分だった場合や、建物が完成してからも湿度が高い状態が続くと、天井裏にカビが発生することがあります。
実際に、セキスイハイムの住宅でも、ユニット内に使用された建材が屋外で保管されていた期間に湿気を吸い込み、そのまま施工されたために天井裏にカビが発生したというケースが報告されています。これは、外観や室内の見た目では判断できないため、入居後しばらくしてから気付くことも多く、驚きと不安を感じる方も少なくありません。
一度カビが発生すると、その胞子が空気中に舞い上がり、室内に拡散してしまいます。これが吸い込まれることで、咳や鼻水、皮膚のかゆみといったアレルギー症状を引き起こすことがあります。特に小さなお子さんや高齢者、アレルギー体質の家族がいる家庭では、健康面での影響が深刻になりがちです。
また、カビは目に見える黒ずみや斑点だけでなく、木材や断熱材の内部でも繁殖するため、表面だけを掃除しても完全に取り除けないことがあります。そのため、初期段階での早期発見と対応が非常に重要です。
カビの発生を防ぐには、まず天井裏の定期的な点検を行うことが基本です。点検口がない場合でも、専門業者に依頼して特殊な機器を使った調査を検討することが有効です。また、天井裏の換気を改善することで湿度を下げ、カビの発生を抑えることができます。場合によっては、天井裏に除湿材や送風ファンを設置する方法もあります。
さらに、居住スペースの湿度を管理するために、除湿機の導入や、天気の良い日に窓を開けての換気なども日常的に取り入れておくと効果的です。結露しやすい冬場には、暖房の使用方法にも注意し、室温と湿度のバランスをとることが求められます。
このように、天井裏のカビは見えない場所に潜む大きなリスクです。普段意識しにくい部分ではありますが、住まい全体の快適さと健康を守るためには、見えない場所への配慮も欠かせません。
床下の施工不良と虫の発生源
床下の施工不良は、見落とされがちなトラブルのひとつですが、実は住まいの衛生面や快適性に大きな影響を及ぼす重要な問題です。単に虫の発生源になるだけでなく、建物の耐久性や構造そのものにも悪影響を与えかねません。とくにセキスイハイムのようにユニット工法で建てられる住宅では、ユニット同士の接合部にズレや隙間が生じる可能性があり、それが床下に影響を及ぼすことがあります。
例えば、床下の通気性が確保されていない場合、湿気がこもりやすくなり、カビや腐食、そして虫の繁殖に適した環境が生まれてしまいます。また、ユニット間の隙間を塞ぐためのテープがしっかり貼られていなかった場合、そこからゴキブリやムカデといった害虫が侵入してくる可能性が高くなります。特に夏場や湿気の多い時期は、床下から這い上がってくるケースが増えるため、事前の対策が欠かせません。
実際にセキスイハイムの住宅でも、床下からの虫の侵入に悩まされたご家庭があり、後から再施工によって改善された事例もあります。こういったケースでは、施工時のチェック体制や品質管理の徹底が不足していた可能性も指摘されています。
床下の問題は、外から見ただけでは分からないことが多く、専門知識と道具が必要です。目視ではどうしても確認しきれない箇所が多いため、必要に応じて専門業者に依頼して、カメラやライトを使った詳細な点検を行ってもらうのが確実です。
さらに、対策としては、床下への殺虫剤の設置や、忌避剤の使用が効果的です。湿気を抑えるために調湿材や換気ファンの設置を検討するのも良いでしょう。これにより、虫の発生そのものを防ぐとともに、床下環境を健全に保つことができます。
放置してしまうと、虫が室内まで入り込むようになり、健康面でのリスクも無視できません。とくにアレルギー体質の方がいる家庭では、ゴキブリのフンや死骸がアレルゲンとなることもあるため、できる限り早めに手を打つことが望まれます。
このように、床下の施工不良は表面化しづらいものの、住まい全体に波及する問題です。普段見えない場所だからこそ、意識して点検やメンテナンスを行うことで、大きなトラブルを未然に防ぐことができるのです。
家鳴りの音とゴキブリの関係性
「家鳴り」とは、建物が自然に発する音であり、主に建材の乾燥や気温の変化による収縮や膨張によって発生するきしみ音のことを指します。多くは木材が使われている構造部分で起こりやすく、建物の経年変化として避けがたい現象です。しかしながら、この家鳴りの音を聞いた際に、それを「ゴキブリが走り回っている音ではないか」と不安に感じる方も少なくありません。
実際、音の大きさやタイミングによっては、家鳴りと虫の足音が区別しにくい場合があります。特に夜間、周囲が静まり返った時間帯になると、わずかな音も気になりやすくなります。このような状況下では、天井裏や壁の中でゴキブリなどの虫が動いている音が、家鳴りと重なることで判断がつきにくくなるのです。
また、家の構造によっては音の反響が大きく、わずかな物音でも増幅されて聞こえることがあります。たとえば、気密性の高いセキスイハイムの住宅では、音の逃げ道が少ないため、天井裏で虫が歩いている音がはっきりと聞こえてしまうこともあるのです。
家鳴りと虫の音を見極めるためには、まず音が発生する時間帯や頻度、場所を記録することが効果的です。家鳴りは特に朝夕の気温差が大きい時間帯に発生しやすく、毎日ほぼ同じ場所から聞こえる傾向があります。一方で、虫が原因の場合は音の出所が移動したり、断続的に聞こえたりすることが多いです。
もし虫による音である可能性があると感じた場合には、念のため粘着トラップやベイト剤などを天井裏や壁際に設置して様子を見てみるのも一つの方法です。トラップに虫がかかれば、音の正体が判明し、必要な対策を取る手がかりになります。
このように、音の違いを見分けることは簡単ではありませんが、冷静に状況を観察し、必要に応じて専門業者に相談することで、原因を正しく突き止めることができます。
セキスイハイム ゴキブリ被害への総括ポイント
- 快適エアリーの吸気口は虫の侵入経路になりやすい
- フィルターに虫の死骸や巣が溜まる事例がある
- 防虫ネットや水切りネットで物理的対策が有効
- フィルター清掃と定期交換が虫対策に効果的
- 新築でも引っ越し荷物により虫が侵入する可能性がある
- 建築中の隙間からも虫が侵入することがある
- 高気密でも換気口や配線穴が侵入口となる
- 入居前のバルサン使用が有効な初期対策となる
- 床下は暗く湿度が高く虫の温床になりやすい
- テープ施工不良が床下からの虫侵入を許す原因になる
- 天井裏は換気不良で湿気がこもり虫の発生源になる
- 点検口がないことで天井裏の異常に気づきにくい
- バルサンは気密性の高い構造で効果を発揮しやすい
- ゴキブリの卵にはバルサンの効果が限定的である
- 家鳴りと虫の足音を聞き分けるには注意深い観察が必要
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